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ニコンDfとオールドニッコール [ニコンDf]

ニコンDfは年が明けても快進撃販売中らしく巷での話題も多い。カメラ雑誌からもあいかわらずDfに関してあれこれと相談される。さて、これはいよいよもって買わねばならんなあと思っているのだが、まだ品薄状態が続いているようで、いまだに入手できていない。
レビュー用にほとんど間をおくことなくDfが手もとには来ることもあり、それで買えない溜飲を下げている。それにしても、だいたいのカメラはしばらく使い込んでゆくと、気に入らないところとか、ホコロビが見えたりするものだけど、Dfは使うごとに楽しくなってゆく。姿カタチのデザインだけをウリにしたギミックではなく、実際に使ってストレスがないのはホンモノである証だろう。それでもイヤなところをひとつだけ言えば、バッテリーとメディアスロットの同居かなあ。

あらためて思うに、画像の質が秀逸である。古ーくてあまり印象が残らないニッコールレンズでも、Dfで撮影すると、おお、これはいったい何なのか、という画像が撮れたりするのはかなり不思議である。やはりニコンD4と基本的な画質は同じというから、画像の生成がハンパでなく優れているからだろう。
お古ニッコールの作例をひとつ挙げておく。レンズはニッコールオート35ミリF2.8。これも最初期のものとは設計変更はあったらしいのですべて同じ傾向かと一概には言えないけど、フィルムで撮影すると、とくに印象に残らない描写だった。中古市場での人気も低い。

df35mm.jpg

もともと、レンズ先端が白くて、レトロ感強くてデザインはいいんだけど、とくにモノクロフィルムでの写真は印象が浅い。35ミリレンズ好きのワタシとしても、何か記憶に残らない。ところがDfで撮影するとパリっと撮れる。

nikkor35mm28.jpg
ロケの移動中になにげに軽く撮影した1枚。Df+ニッコールオート35mmF2.8(Ai改)。ピーカンで順光というベタな条件だけど、フィルム時代は好条件で撮影しても、少しユルさを感じていたレンズなのにDfだと感じないのは不思議。シングルコート。色の偏りもない。絞りf8 AE AWB ISO400

なおカメラファンのこのボディで使う、この1本でも、いくつかのオールドニッコールとツァイスを紹介中であります。
次号のアサヒカメラ2月号でも、同様のお古ニッコールでの撮影を行っており、これまでとは少し異なる切り口で作例作りました。
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