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EFレンズ一億本生産達成 [レンズ]

 キヤノンEFレンズが一億本の生産を達成したそうでまずはめでたいことである。それにしてもすごい数ですねー。
 このところ続々と改良、新発売されるEFレンズは性能のみならずデザイン面でも改良が加えられてきているのはよい傾向ではないか。EFレンズはどんなに高性能で評判が高くても神話化されたようなものは少ないように感じる。そうした情緒を排した実用一辺倒的なところがEFレンズの仕事のアイテムとしての信頼度の高さみたいなもの繋がっているのかもしれないけれど。ただ“モノ”としての総合的な価値を高めるには、デザイン面でも“写りそう”な強い訴求力が欲しいところだ。このあたりは最近のシグマのArtラインのレンズのデザインなどを見ればうなずける。
 個人的には仕事を離れた場合にもプライベートで楽しめる、どこにでも持ち歩きたくなるEFレンズがもっと欲しいところ。それに加えてEFマウントの大きさを生かした他のマウントでは真似のできないような、かつてのEF50mmF1.0L USMのような超弩級のスペックのレンズも必要ではないか。
 ef5010.jpg
     EOS5D MarkIII EF50mmF1.0L USM f1.0 AE AWB ISO1600
 かつてのキヤノン50mmF0.95の次に明るい(笑)超超広角標準レンズだけど、フィルムによる撮影はその価値がどうもわからなかったところもある。位相差AFによる大口径レンズのピントの精度不安という面もあったし。いまではライブビューや拡大MFでフォーカスを確実に追い込めるのがいい。開放でも芯のある描写力があることにあらためて驚いている。テレセントリック系設計もあってか、デジタルとの相性も悪くないのかもしれない。
 
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