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オリンパスACEのフード考 [銀塩カメラ]

 ほとんどジャンク扱いになっていたオリンパスACEを見つけたのは良かったのだが、程度はいまひとつで、結局は修理送りになってしまった。この種のカメラでも本気で使うのが私の主義であるから、メンテナンスするのは当然だが、半世紀を経たいまでも調整は可能であることに驚く。距離計も調整してもらったら感動的に精度が高くなった。
oace1.jpg
 私よりも年上のレンズシャッター機だけど、レンズ交換も可能。標準レンズはズイコー4.5cmF2.8。交換レンズは3.5cmと8cmがあるらしいが、とくに後者は見た記憶はない。しかし、自分にとって問題だったのはフードであった。珍妙な鏡胴のカタチをしているのに専用のフードがあるのかということである。フィルター径は37.5mmというこれもよくわからないサイズで、ねじ込み式でもなさそうである。で、例のごとくフード行脚がはじまるのである。
 で、見つけましたよ。カメラを入手した別の某店で4.5cmの専用フードを。泣きましたね。絞り環に取り付けるカブセ式で、絞り指標のところに切り欠きがあるから絞り設定も問題ない。もともとACEのレンズは絞りの定点位置指標が小さいこともあり設定しづらい。しかしフードを装着すればこれを掴んで回して絞り設定できるから使いやすくなる。こういうつまらないことに泣けるわけね。装着した姿はけっこうカッケー。
oace2.jpg
絞り指標はレンズ回転位置に合わせて二カ所あるから切り欠き箇所も二カ所。カブセ式だからネジが緩むと操作しづらいけど、これも愛嬌なのであろうな。
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