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ブサイクなカメラ [銀塩カメラ]

リコーのGRistというwebのインタビューページに藤原新也さんが出ている。
一部勝手に引用しちゃうけど「(カメラは)格好良くないとダメだね!家の備品であれ、持ち物であれ、時計一つ取ってもダサいものを身につけるの嫌じゃない?ライカのM3とか、M4やM5、どれがカッコいいかって、昔はそういうのがあったと思うんだよね。性能さえ良ければ全てみたいなのはだめだ。」
 という意見に激しく共鳴したりしている。そうカメラは基本的にカッコよくなければダメである。だから、超高性能のカメラでも気に食わないとあまり評価したくない(笑)。ことカメラに関しては面食いなんだよね。
 もっとも世間一般の価値観からしても、高性能だけど、ブサイクでそれでいて人気もあるカメラって多くはなさそうだ。もっともそのカメラがブサイクなのか美しいのか、というのは個人の好みよって大きく判断は分かれるわけだけど。よくある飲み屋さんでの会話の議題くらいにはなる。
fphotomic.jpg
 で、いまうちにある最もブサイクなカメラは何かと問われれば「ニコンFフォトミック」(最後期のフォトミックファインダーつきだとなぜ“ニコンフォトミックFTN”という名称になるのかね)なのかなあ。お金が貯まったので、二階を増築して違法建築になったようなデザインだけど、その“ムリヤリ感”ってメカニカルカメラの発展としては意味がるようにも思えるし、イヤになれば元のアイレベルファインダーにすれば美しいFになるわけだしね。
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