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フルサイズのペンタックス [デジタルカメラ]

CP+の直前ということでTwitterのTLは新製品情報だらけである。
もうね、おかげさまで、いま新製品の原稿執筆やらでたいへんでブログを書くどころじゃないんですが、2月5日の本日の発表でかなり気になったことをひとつだけ書いておきます。
現時点でのカメラ関連新製品でもっとも私の琴線に触れたのはリコーイメージングから発表された35ミリフルサイズのセンサーを搭載した名無しペンタックス一眼レフである。
正確には35ミリフルサイズデジタル一眼レフの開発発表だからネーミングはなし。どうやら今年中には発売の運びとなるらしいという。ま、早めの予告みたいなものですね。
pentaxgazou.jpg
現行品としては35mmフルサイズに対応するレンズが少ないのに大丈夫なのかねえと思うがペンタックスのブランドは一部では「一眼レフのパイオニア」として知られてきたから否応無くこれはいつかは実行せねばならないことだったはず。ペンタプリズム部分はなんか67IIあたりを想起させるのだけど、レトロな雰囲気にしたのはニコンDfの影響もあるのかなあ。
M42時代から含めて考えるとタクマーやペンタックスブランドのレンズ中古市場にはたくさんある
から心配はいらないかしら。お古レンズでこのカメラの実力を引き出せるのかどうかというのはまた話は別なんで、そこでツッコミがないようによろしくお願いします。
ただ、少し冷静に考えてみると、画質の良し悪しは別として、ペンタックス645Zのセンサーサイズ
は約33×44と小さく、35ミリフルサイズをひとまわり大きくした程度である。標準レンズの焦点距離
も55mm相当である。
つまり、この新型のフルサイズ一眼レフの画質が強力な出来だったとしたら(たぶんフルサイズデジタルカメラでは最後発なんだからかなりこだわるだろう)両者のそれぞれの存在意義というか使い分けはなんか難しくなるんじゃないかと。これは画質の優劣の問題ではなくて、35ミリフルサイズとの使い分けがなんとなく必然を感じずに結局645Dとさよならした私としては、余計なお世話だろうが、開発発表時からいらぬ心配をしているのである。
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