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ライツパーク [ライカ]

35mmカメラの始祖的な存在であるライカ誕生から100年という本年。ライカ・カメラ社は5月23日エルンスト・ライツ社のあったヴェッツラーに戻った。
ライカ本社のある一帯は「ライツパーク」と名づけられ、本社はその一部の建物にある。訪れた人は本社内にある工場の見学やショップでライカやアクセサリーグッズなどの買い物もできる。ライカ巡礼の旅に最も適した場所に本社が再び戻ったことになる。
今やカメラの製造国、製造地などは重要なことではない。ライカの製品にも日本製やポルトガル刻印製のものがあるけれどライカの刻印はやはり「WETZLAR」が似合うのは間違いのないところ。
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ライカレンズと双眼鏡を合わせたユニークなデザインの社屋。

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迷った末、今回の里帰りライカにはM3を選択した。製造年からすると、半世紀ぶりくらいの帰還になるだろう。
報告は「アサヒカメラ」7月号で行います。

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ライカ京都店のオープン [ライカ]

 少し時間が経ってしまった報告だけど、3月15日オープンしたライカ京都店の開店セレモニーに参上した。祇園の真ん中に位置する店舗のたたずまいには驚かされる。実際に店舗を見る前には、富裕層だけを相手にするような敷居の高い感じだったらどうしようと思って不安なところもあったのだけれど、意外にもライカと京都の相性の良さに感激してしまった。
 ギャラリーでオープニング記念に行われている「マグナムの撮った京都」も見ごたえあり。ライカは購入せずとも(笑)足を運ぶ価値は確実にある。
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ライカM[Typ240] ズミクロンM35mmF2 ASPH. F4 1/250秒 AWB ISO400
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ライカMレビュー [ライカ]

 ライカMがやってきて、一ヶ月半あまりか。活躍の度合いはM9の時よりもはるかに高い。レンジファインダーとデジタルの整合性は一眼レフよりも良いのではないかと思うこともしばしばある。元々は元祖“ミラーレス機”なわけだし、EVFも用意されたから富士のX-Pro1みたいなマルチじゃないけど、ハイブリッドビューファインダー的な使い方もできる。
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 メカにうるさい人の中には距離計とライブビューの拡大像ではその精度の違いが気になるんじゃないかという人がいたけど、これは納得の上で、もともとそういうものなのだと考えればよい。というか気にしていたら生きて行けない。一眼レフだって、位相差AFとコントラストAFでは精度的にかなり差を感じる場合もあるじゃないですか。
 広角、標準系のレンズは光学ファインダーに任せて、それ以上の長焦点レンズはライブビューに任せるという流れになるのが普通だと思う。もっともそこはM型ライカには違いないわけだから、前者のレンズを使うことが多くなるわけだけど、ライブビューの搭載とEVFの使用で通常撮影では重たい一眼レフは必要ないのではと思うこともある。
 では動くものはどう撮るのかとか、という人もいるだろう。そんなものはライカMで撮らなければいいんですよ(笑)。
 たしかに超高価なカメラでこの古くさい機能は信じ難いかもしれないが、ライカって、フィルム時代からそういうもので決して万能カメラではない。突っ込みどころ満載のカメラに高額な対価を支払うっていう意味がわからないという人はたくさんいると思うけど、これはライカを使ってみた人でなければわからない。説得する言葉が思い浮かばないのだ。ライカを買って、すぐにばかばかしいと売り飛ばした人もたくさん知っているし、その逆にどっぷりハマってしまう人もいる。だから説得しようとも思わない。カラダに合うか合わないか。ライカとは昔からそういうカメラである。少なくとも無理をして長焦点レンズで高速動体を撮るカメラではないことは申し上げておきたい。
 最初のライカMレビューは東京は新宿のマップカメラさんのkasyapaというレビューサイトで行っているので、ここから見られる。ただし、ライカM自体のモノが少なく、販売店側は困った状態のようだ。
 アオるつもりもないけど、おそらくデジタル化したライカに疑心暗鬼だった人もライカMならけっこう納得しちゃうんじゃないのかなあとも思うのである。それはフィルムの代わりにセンサーを突っ込んでみましたというこれまでのデジタルMとは異なっているからである。
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ライカM [ライカ]

 ライカMの進化はおおむね予想どおりだったけど、EVF装着可能ということだけが、ちょっと予想外だった。センサーはスペックからみてもSONY製だろうから、コダックのCCDからCMOSへ、画像処理エンジンも進化するだろうから、画は変わる感じがする。あとはEVF、ライブビューの遅延表示がどの程度なのか。もっとも遅延が気になる場合はOVF、つまり従来どおりのレンジファインダーを使えばいいわけだ。でもカメラの前面にブライトフレームの明かりとり窓がないけど、これはLED照明とかになってんのかしら。
 長焦点系のレンズはEVFかライブビューを使用すれば、確実なピント合わせも可能だし、アダプターでライカRレンズが使えるのも利点で、従来のライカMシリーズとは異なる役割を担えるはず。接写リングやクローズアップレンズをつけてマクロ撮影も行うことができる。使い方だけをみれば一眼レフとレンジファインダーのハイブリッド的なカメラになる。これはペケプロ1と同じ。
 はたして日本で「買える」価格になるのかどうかわからないがライカMモノクロームよりも廉価だというから、期待度高し。私の主な撮影ではニコンやキヤノンのデカいフラッグシップ機を購入するよりも利点のほうが多いから悩みどころ。あとはスーパーアンギュロン21ミリF3.4をはじめとする広角系レンズで色シェーディングの影響がどの程度あるのか。APS-Cセンサーとはいえ、リコーのGXR+マウントA12は、ほとんどのライカマウント互換レンズで補正を必要とせず好結果になる。フルサイズで苦労はあるだろうけど、本家本元ライカのMがお古レンズとはいえ、純正レンズを使うんだからマウントA12に負けてはまずいですよね。
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