赤城耕一写真日録
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/
写真家 赤城耕一の写真、カメラにまつわるこぼれ日々のこぼれ話を綴ります。
Koichi Akagi
2018-07-11T11:00:00+09:00
ja
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赤城写真機診療所MarkII
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2018-07-11
放置プレーだったこのブログだけど、勝手ながら新刊が出たので、お知らせのためにちょこっとだけ更新してみることにする。ログインのPWも忘れてえらく苦労したぜ。 2年ぶりの続編「赤城写真機診療所MarkII」(玄光社)が6/29日に発売されました。例によってアカギの悪ふざけ、じゃなかった、写真機診療所の医師に扮した私がQ&A形式によってカメラと写真のお悩みを回答するという世界でもっとも不親切な写真・カメラQA入門書であることには変わりはない。はい。病が一番重いのは私かもしれんけどね。 今回は公募による質問もお願いして、なかなかに鋭い質問をたくさんいただいている。質問をお寄せいただいた皆さんには感謝しきりである。カメラ雑誌などでは絶対に書くことのできないお話を羅列したつもりだが、ネット検索では出てこない(はずの)回答を用意したつもりである。とにかくアマチュアのための「趣味の楽しみとしてのカメラ・写真」を一番意識していることは確かである。こうしたユルいアプローチから(厳しい・笑)写真の道に入っていくのが良いのだと私は本気で思っているのだがどうだろう。副題の「高速連写はやめなさい」についてもすでに様々なご意見をいただいているけれど、メカニズムの発展によって、新しい写真表現が生まれるかもしれないという期待と裏腹に、本当にコレでいいのですか?というジジイ独自の疑問も生まれたわけ。新しいテクノロジーによって世界は広くなったことは確かだけど、本当に救われたと思うことってそんなに多くはない。それよりもますます半世紀前のカメラの完成度の高さに熱くなったりしているわけ。ここでも著作でもトークショーで、何度も話をしているけど、特定のカメラ、レンズを使うことで本当に世界が変わる写真が制作できるならば、どんなに高額であってもその特定のカメラを購入しますよ。間違いない。
写真
Koichi Akagi
2018-07-11T11:00:00+09:00
2年ぶりの続編「赤城写真機診療所MarkII」(玄光社)が6/29日に発売されました。例によってアカギの悪ふざけ、じゃなかった、写真機診療所の医師に扮した私がQ&A形式によってカメラと写真のお悩みを回答するという世界でもっとも不親切な写真・カメラQA入門書であることには変わりはない。はい。病が一番重いのは私かもしれんけどね。
今回は公募による質問もお願いして、なかなかに鋭い質問をたくさんいただいている。質問をお寄せいただいた皆さんには感謝しきりである。カメラ雑誌などでは絶対に書くことのできないお話を羅列したつもりだが、ネット検索では出てこない(はずの)回答を用意したつもりである。
とにかくアマチュアのための「趣味の楽しみとしてのカメラ・写真」を一番意識していることは確かである。こうしたユルいアプローチから(厳しい・笑)写真の道に入っていくのが良いのだと私は本気で思っているのだがどうだろう。
副題の「高速連写はやめなさい」についてもすでに様々なご意見をいただいているけれど、メカニズムの発展によって、新しい写真表現が生まれるかもしれないという期待と裏腹に、本当にコレでいいのですか?というジジイ独自の疑問も生まれたわけ。新しいテクノロジーによって世界は広くなったことは確かだけど、本当に救われたと思うことってそんなに多くはない。それよりもますます半世紀前のカメラの完成度の高さに熱くなったりしているわけ。ここでも著作でもトークショーで、何度も話をしているけど、特定のカメラ、レンズを使うことで本当に世界が変わる写真が制作できるならば、どんなに高額であってもその特定のカメラを購入しますよ。間違いない。
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赤城写真機診療所~そんなカメラは捨てなさい〜
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2017-02-20
2月20日、新著「赤城写真機診療所赤城写真機診療所」~そんなカメラは捨てなさい~ (玄光社)が発売されました。常日頃、こちらに寄せられた疑問やら、カメラ雑誌にてのQ&Aに、私なりの回答をしてみたわけですが、これまで発売されているような入門書のように硬直した回答をしても面白くはないでしょう。中身もほとんど同じものになるし。昨今はワークショップなどでアマチュアの方々と接する機会も増えたので、そうした機会にお話しすることを、ここにまとめてみたわけです。まー好き嫌いはみなさんあるでしょうけど、少なくとも趣味で製作する写真ならば、あまり肩肘張ることをしても疲れるだけですし。かるーく答えてあることも、そこには真実があるんですよ、ホント。信じるかどうかは読者の皆さんにお任せすることにして。ご興味を持たれた方はぜひ手にとってみてくださいー。
本
Koichi Akagi
2017-02-20T16:00:00+09:00
「赤城写真機診療所赤城写真機診療所」~そんなカメラは捨てなさい~ (玄光社)が発売されました。常日頃、こちらに寄せられた疑問やら、カメラ雑誌にてのQ&Aに、私なりの回答をしてみたわけですが、これまで発売されているような入門書のように硬直した回答をしても面白くはないでしょう。中身もほとんど同じものになるし。昨今はワークショップなどでアマチュアの方々と接する機会も増えたので、そうした機会にお話しすることを、ここにまとめてみたわけです。まー好き嫌いはみなさんあるでしょうけど、少なくとも趣味で製作する写真ならば、あまり肩肘張ることをしても疲れるだけですし。かるーく答えてあることも、そこには真実があるんですよ、ホント。信じるかどうかは読者の皆さんにお任せすることにして。
ご興味を持たれた方はぜひ手にとってみてくださいー。
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被害は極めて軽微なり
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2016-08-22
新宿タカシマヤでの新宿クラシックカメラ博で21日に行われた当方のトークショーにはたくさんのお客様に来ていただいて感謝しております。 とりとめもないことをあれこれしゃべってしまい、ちと反省をしているところです。8/22日の夕刻までやってますが、台風の上陸とカチ合ったのは不運でした。 私はこう見えても真面目なので(笑)、手元にあるカメラは雑誌連載のネタにならずとも順番にひっぱりだしてフィルムを装填し、自分なりに一生懸命撮る方なのですよ。だけどローテーションがそろそろ限界に達しつつあリ、カメラはもう増やしたくないので、最近では中古カメラ関連のイベントには近づかないようにしていたわけです。でも、今回はイレギュラーな状況でしたから仕方ないですね。 で、やはり間違いを起こしてしまいました。何を入手したかといえば、フジカST701のブラックボディーを。前から欲しかったわけ、説得力ないけど、ペンタックスSPとの違いを研究するためにね。 この個体は全般的に調子は悪いんだけど、フルメカニカルカメラだから、どこかでうまいこと修理してくれるだろうという期待を込めていらしていただいたわけ。お値段は居酒屋ランチに毛の生えた程度でしたから、我が方の被害極めて軽微なりということで許されるでしょう。たぶん。
カメラ
Koichi Akagi
2016-08-22T14:00:00+09:00
新宿タカシマヤでの新宿クラシックカメラ博で21日に行われた当方のトークショーにはたくさんのお客様に来ていただいて感謝しております。
とりとめもないことをあれこれしゃべってしまい、ちと反省をしているところです。8/22日の夕刻までやってますが、台風の上陸とカチ合ったのは不運でした。
私はこう見えても真面目なので(笑)、手元にあるカメラは雑誌連載のネタにならずとも順番にひっぱりだしてフィルムを装填し、自分なりに一生懸命撮る方なのですよ。だけどローテーションがそろそろ限界に達しつつあリ、カメラはもう増やしたくないので、最近では中古カメラ関連のイベントには近づかないようにしていたわけです。でも、今回はイレギュラーな状況でしたから仕方ないですね。
で、やはり間違いを起こしてしまいました。何を入手したかといえば、フジカST701のブラックボディーを。前から欲しかったわけ、説得力ないけど、ペンタックスSPとの違いを研究するためにね。
この個体は全般的に調子は悪いんだけど、フルメカニカルカメラだから、どこかでうまいこと修理してくれるだろうという期待を込めていらしていただいたわけ。お値段は居酒屋ランチに毛の生えた程度でしたから、我が方の被害極めて軽微なりということで許されるでしょう。たぶん。
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新宿クラシックカメラ博
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2016-08-19
新宿タカシマヤにおいて新宿クラシックカメラ博が開催中だ。22日までね。土日はトークイベントがありまして、 8/20(土)13:00〜かくたみほ氏・大村祐里子氏「写真談義・カメラ談義」 8/21(日)13:00からは「写真家とカメラ」と称して、私もなんか話をせねばいかんようなのだ。20日は美女二人が盛り上げてくれるはずだが、私の方はぜーんぜん準備してない。だって、いま仕事が忙しいのホント。 もちろん御用とお急ぎでない方はいらしていただいてもいいかもしれないですが、確実に役には立たないということだけは、ここではっきりと申し上げておきますのでよろしくお願いします。 それにしても告知してくれってのはいけど、HPからのリンクのTwitterは古いままだし、トークショーのゲストに広めてくれって言われてもどうもなあ。あ、このとおり約束は果たしました。
カメラ
Koichi Akagi
2016-08-19T23:00:00+09:00
新宿タカシマヤにおいて新宿クラシックカメラ博が開催中だ。22日までね。
土日はトークイベントがありまして、 8/20(土)13:00〜かくたみほ氏・大村祐里子氏「写真談義・カメラ談義」 8/21(日)13:00からは「写真家とカメラ」と称して、私もなんか話をせねばいかんようなのだ。20日は美女二人が盛り上げてくれるはずだが、私の方はぜーんぜん準備してない。だって、いま仕事が忙しいのホント。
もちろん御用とお急ぎでない方はいらしていただいてもいいかもしれないですが、確実に役には立たないということだけは、ここではっきりと申し上げておきますのでよろしくお願いします。
それにしても告知してくれってのはいけど、HPからのリンクのTwitterは古いままだし、トークショーのゲストに広めてくれって言われてもどうもなあ。あ、このとおり約束は果たしました。
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ニコンSP
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2016-08-18
カメラ雑誌のレビュー用撮影の時も、フィルムカメラは持ってゆく。カメラ雑誌の連載用の時もあれば、まったくのプライベート用として使う場合もある。後者では、ここのところ、よく使うのがニコンSP。何回かネタとして取り上げているけど、言い足りない感じもある。好きな理由はないが、なんとなく。と、いう感覚はけっこう大事ではないかと。体に合うんだろうな。うちには復刻版SPもあるのだが、オリジナル信奉じゃないけど、20年ほど前に無理して購入したシリアル620万台のモデルをよく連れ出している、初期のモデルは布幕だが、この個体に採用されたシャッターはチタン幕。個人的には違いが重要だとは思わないけど、一つだけ。SPのFとも少し異なるシャッター音が好きなわけでして。俗に言われる「ささやくようだ」という音色でもないが。広角ファインダーも内蔵しているから、まさにスーパーレンジファインダーカメラだったけど、このことを理解していただけるのは少数派なんだろう。私も小さな倍率の内蔵35mmファインダーでは、うまいことフレーミングできる自信はないので、つい外付けの素晴らしい見え方のファインダーを使ってしまう。少し以前、ニコンSPはちょっとしたライカ並の値段だったけど、今はそうでもない。レンズも一部を除けば買えない価格になった。ただ、周りからはライカ以上に趣味性が高く見られるし、依頼仕事の現場に持って行くと、プロとして疑われそうな要因になりそう。家人にも、またお金にもならないツマラナイものを使ってと責められる要因になる。新しいデジカメだとごまかせそうにもないしね。。
銀塩カメラ
Koichi Akagi
2016-08-18T00:00:00+09:00
うちには復刻版SPもあるのだが、オリジナル信奉じゃないけど、20年ほど前に無理して購入したシリアル620万台のモデルをよく連れ出している、初期のモデルは布幕だが、この個体に採用されたシャッターはチタン幕。個人的には違いが重要だとは思わないけど、一つだけ。SPのFとも少し異なるシャッター音が好きなわけでして。俗に言われる「ささやくようだ」という音色でもないが。
広角ファインダーも内蔵しているから、まさにスーパーレンジファインダーカメラだったけど、このことを理解していただけるのは少数派なんだろう。私も小さな倍率の内蔵35mmファインダーでは、うまいことフレーミングできる自信はないので、つい外付けの素晴らしい見え方のファインダーを使ってしまう。
少し以前、ニコンSPはちょっとしたライカ並の値段だったけど、今はそうでもない。レンズも一部を除けば買えない価格になった。
ただ、周りからはライカ以上に趣味性が高く見られるし、依頼仕事の現場に持って行くと、プロとして疑われそうな要因になりそう。家人にも、またお金にもならないツマラナイものを使ってと責められる要因になる。新しいデジカメだとごまかせそうにもないしね。。
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ペンタックスK-1
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2016-08-16
DSLRは私的な写真制作にはもう必要ないかなあとか、あちこちで公言しているくせに、なぜか手元にはペンタックスK-1はあったりする。仕方ないですよねえ。KマウントやM42マウントレンズがうちにはたくさんあるし、アダプターとか素を使わずにダイレクトにこれらをカメラを装着して、35mmフルサイズのセンサーで撮影を楽しむにはやはり必要なんだよなあ。(自分で言い訳を一生懸命考えた)。でも、フィルムペンタックス一眼レフもたくさんあるから、必然だったとは言い難いんだけど。 カメラファンの新製品レビューにも書いたんだけど、結果としてはとても良かった。何か、画素数とか画質とか超えて、別のところで語りたくなるような雰囲気がペンタックスK-1にあるからである。現行の35mmフルサイズ対応のペンタックスレンズが少ないとかなんとかうるさいけど、いいじゃないですか。これで複写なんかしないんだから。いずれも良く写ると思うけど。ちなみにうちの家訓としては原則、ペンタックスペンタックスDAはもとよりFAレンズも絞り環のないレンズは購入できないのである。
デジタルカメラ
Koichi Akagi
2016-08-16T13:00:00+09:00
ペンタックスK-1はあったりする。仕方ないですよねえ。KマウントやM42マウントレンズがうちにはたくさんあるし、アダプターとか素を使わずにダイレクトにこれらをカメラを装着して、35mmフルサイズのセンサーで撮影を楽しむにはやはり必要なんだよなあ。(自分で言い訳を一生懸命考えた)。でも、フィルムペンタックス一眼レフもたくさんあるから、必然だったとは言い難いんだけど。
カメラファンの新製品レビューにも書いたんだけど、結果としてはとても良かった。何か、画素数とか画質とか超えて、別のところで語りたくなるような雰囲気がペンタックスK-1にあるからである。現行の35mmフルサイズ対応のペンタックスレンズが少ないとかなんとかうるさいけど、いいじゃないですか。これで複写なんかしないんだから。いずれも良く写ると思うけど。ちなみにうちの家訓としては原則、ペンタックスペンタックスDAはもとよりFAレンズも絞り環のないレンズは購入できないのである。
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オリンパスPEN-F
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2016-08-14
発売と同時にオリンパスPEN-Fを使い始めた。少し昔なら、フィルム時代の栄光のPEN-Fの名称を簡単に使うんぢゃねえと怒ったりしていいたけど、最近は認めている。と、いうのはウソで、本機はかなり高い完成度を持って誕生したことを評価しているのである。もっともフィルムのPEN-Fの方も現役で使っているので全く抵抗がないわけではないけどね。フィルムのPEN-Fは一眼レフだし。オリンパスのミラーレス機はPENシリーズから始まったのだから、本来はこの姿が正しいような気がしてくる。 趣味性が高いからアサインメントに使用するのはどうかという話もあるのだけど、もうかなりの仕事をこなしている。先日もスタジオ撮影で使ってしまった。ただ、業界にはうるさ型の人もいるのでそういう場合は見せかけの大きな一眼レフ持って行くこともあるけどなんか無駄ですね(笑)。ちなみに「銀塩カメラを使いなさい!」のライカフレックスSL MOTのカバー写真をはじめ、作例を除くほとんどのカメラの写真はオリンパスPEN-FとOM-D E-M1で撮影した。ここに掲載した写真はOM-D E-M1で撮影している。 私はブツ撮影は用意が面倒なんで嫌いである。今回の写真も簡単に短時間で撮影したから突っ込みどころはあるかもしれないけどね。もっとも使用レンズの焦点距離が短く、適度な被写界深度があるため、カメラのブツ撮りなんかには使いやすいわけ。ストロボも大光量のものは必要ないし。深度合成とかしなくても大丈夫である。普通に見るぶんには何ら問題はないと思いますが、どうですか? 最近では本当にDSLRは使わなくなった。というより、使う必然とする仕事がないわけね。
デジタルカメラ
Koichi Akagi
2016-08-14T00:09:00+09:00
オリンパスPEN-Fを使い始めた。少し昔なら、フィルム時代の栄光のPEN-Fの名称を簡単に使うんぢゃねえと怒ったりしていいたけど、最近は認めている。と、いうのはウソで、本機はかなり高い完成度を持って誕生したことを評価しているのである。もっともフィルムのPEN-Fの方も現役で使っているので全く抵抗がないわけではないけどね。フィルムのPEN-Fは一眼レフだし。オリンパスのミラーレス機はPENシリーズから始まったのだから、本来はこの姿が正しいような気がしてくる。
趣味性が高いからアサインメントに使用するのはどうかという話もあるのだけど、もうかなりの仕事をこなしている。先日もスタジオ撮影で使ってしまった。ただ、業界にはうるさ型の人もいるのでそういう場合は見せかけの大きな一眼レフ持って行くこともあるけどなんか無駄ですね(笑)。ちなみに「銀塩カメラを使いなさい!」のライカフレックスSL MOTのカバー写真をはじめ、作例を除くほとんどのカメラの写真はオリンパスPEN-FとOM-D E-M1で撮影した。ここに掲載した写真はOM-D E-M1で撮影している。
私はブツ撮影は用意が面倒なんで嫌いである。今回の写真も簡単に短時間で撮影したから突っ込みどころはあるかもしれないけどね。もっとも使用レンズの焦点距離が短く、適度な被写界深度があるため、カメラのブツ撮りなんかには使いやすいわけ。ストロボも大光量のものは必要ないし。深度合成とかしなくても大丈夫である。普通に見るぶんには何ら問題はないと思いますが、どうですか?
最近では本当にDSLRは使わなくなった。というより、使う必然とする仕事がないわけね。
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「銀塩カメラを使いなさい!」発売
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2016-08-13
新著作「銀塩カメラを使いなさい!」(平凡社)が7月27日に発売された。「ズームレンズは捨てなさい!」(玄光社)に続いて、命令口調だけど、これは私がエラそうなのではなく、編集者が名付けたので私は悪くないはずだ(笑) 本書も「銀塩カメラ辞典」(平凡社)に続いて「アサヒカメラ」(朝日新聞出版)と「カメラマン」(モーターマガジン社)のそれぞれの連載をまとめたものだけど、もっと簡単にできる予定が、半年以上も発刊が遅れてしまい、担当の編集者をはじめ、各方面に多大なる迷惑をかけてしまった。深くお詫びします。すみません。書籍は著者がいれさえすれば出来るってものじゃないわけで、編集者からデザイナーから、販売に携わる版元の営業の方々、書店員の皆様を含めて、様々な人に助けていただいて成り立っているわけです。ホント。 刊行が遅れた理由は単純で、保管しておいたはずの作例写真がなぜか行方不明だとか、あらためてブツを撮影しようとしたら、手元にあるはずのカメラやらレンズが見当たらないという事態に陥ったからで、自分のだらしないことに呆れてしまう。 カメラのブツ写真など、デジタルデータなら瞬時に出てくるのかと思いきや、自分でも覚えのないような訳のわからんファイル名がつけられていて、PC内をいくら発掘してもでてこない(笑)。何せ、掲載誌も管理していないので、こういうことになる。自分の管理のデタラメさも思い知らされた次第だ。でもね、雑誌連載している時って、締め切りまでに記事を作成することに一生懸命で、後で本にまとめるとか、ほとんど考えていないわけ。本を出すのは初めてではないのにねえ、いい加減覚えろよという声が聞こえてきそうだ。 銀塩カメラ関連の話というのは奥がえらく深くて、探れば新しい発見があったりする。また、この時代だからこそ、新しい認識が持てるんじゃないかと考えている。今回はクラシックなレンズの話もしているけれど、この作例も全て、カラーリバーサルフィルムかモノクロフィルムを使用して撮影している。コストは確かにかかるし、本書の場合は製版代にも跳ね返る。意固地に思われるかもしれないけれど、フィルムで撮影をした理由は本書において解説しているのでご一読いただけると嬉しい。 カバー写真は、知る人ぞ知る、ライカフレックスSL MOTだが、なぜこれを選んだかというのも深い意味はなくて、たまたま手の届くところに置いてあったから(笑)。不人気なカメラだけど、個人..
本
Koichi Akagi
2016-08-13T06:00:00+09:00
銀塩カメラを使いなさい!」(平凡社)が7月27日に発売された。「ズームレンズは捨てなさい!」(玄光社)に続いて、命令口調だけど、これは私がエラそうなのではなく、編集者が名付けたので私は悪くないはずだ(笑)
本書も「銀塩カメラ辞典」(平凡社)に続いて「アサヒカメラ」(朝日新聞出版)と「カメラマン」(モーターマガジン社)のそれぞれの連載をまとめたものだけど、もっと簡単にできる予定が、半年以上も発刊が遅れてしまい、担当の編集者をはじめ、各方面に多大なる迷惑をかけてしまった。深くお詫びします。すみません。書籍は著者がいれさえすれば出来るってものじゃないわけで、編集者からデザイナーから、販売に携わる版元の営業の方々、書店員の皆様を含めて、様々な人に助けていただいて成り立っているわけです。ホント。
刊行が遅れた理由は単純で、保管しておいたはずの作例写真がなぜか行方不明だとか、あらためてブツを撮影しようとしたら、手元にあるはずのカメラやらレンズが見当たらないという事態に陥ったからで、自分のだらしないことに呆れてしまう。
カメラのブツ写真など、デジタルデータなら瞬時に出てくるのかと思いきや、自分でも覚えのないような訳のわからんファイル名がつけられていて、PC内をいくら発掘してもでてこない(笑)。何せ、掲載誌も管理していないので、こういうことになる。自分の管理のデタラメさも思い知らされた次第だ。でもね、雑誌連載している時って、締め切りまでに記事を作成することに一生懸命で、後で本にまとめるとか、ほとんど考えていないわけ。本を出すのは初めてではないのにねえ、いい加減覚えろよという声が聞こえてきそうだ。
銀塩カメラ関連の話というのは奥がえらく深くて、探れば新しい発見があったりする。また、この時代だからこそ、新しい認識が持てるんじゃないかと考えている。今回はクラシックなレンズの話もしているけれど、この作例も全て、カラーリバーサルフィルムかモノクロフィルムを使用して撮影している。コストは確かにかかるし、本書の場合は製版代にも跳ね返る。
意固地に思われるかもしれないけれど、フィルムで撮影をした理由は本書において解説しているのでご一読いただけると嬉しい。
カバー写真は、知る人ぞ知る、ライカフレックスSL MOTだが、なぜこれを選んだかというのも深い意味はなくて、たまたま手の届くところに置いてあったから(笑)。不人気なカメラだけど、個人的には好きなモデルだ。
なおここで一つネタをばらしてしまおう。本書の内容とは全く関係ないけど、帯とカバー写真が微妙(でもないか)に違う写真(下)を使用した装幀となっている。本当はレンズが同じ種類だったらなおよかったのだけれど、さすがにそこまでは実現できず。さらにカバーを外すと歩法となる、となる仕掛け(大げさですな)もありますので、お買い求めになられた方は帯とカバーは一度外してみてください。これも紙の本のいいところかも。
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露出計を忘れる
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2016-08-12
世間はお盆休みとやらで静かになった。ふと思い出して、一年以上もぶん投げたままのブログを書いてみることにする。新著も出たことだし、のちにコボレ話でも書くつもりではあるけど。あ、多分またすぐ飽きてしまい続くことはないので、過度に期待しないでくださいませ。 先日、雑誌連載用の撮影のためにコンタックス167MT+ポジフィルムの組み合わせで撮影に赴いたのだが、うっかり露出計を忘れてしまう。自分の不注意ではあるけど、普段のデジタル環境がこういう甘えを生んでしまう。もっともフィルムカメラによる撮影の場合にもデジカメは同時に携行しているから、参考程度には試し撮りすることができるし、iPhoneのアプリでも露出計があるので実のところ通常撮影においては大きな問題にはならない。 それに167MTはAE機だし、それを使えばいいじゃないと思われるかもしれないが、しばらく放置プレイだったカメラを引っ張り出してきたので動作に不安があること、加えてフィルムカメラ時代にポジフィルムを使う場合にはAEで撮ることはまずなかったので、ポジフィルム撮影には露出計は必携なわけだ。 もちろん自分にも40年くらいの撮影経験値があるわけだから、少なくとも屋外撮影においては経験則による露光を与えても、まず大幅にミスをするということはないが、仕事上の効率は当然悪くなるし、ブラケッティングを逐一行うにはこの時代ではフィルム代が高価すぎる。自分の勘を確かめる上においても露出計は必要なわけだ。もう仕事ではほとんどないけどフィルムカメラで日中シンクロをする、あるいはスタジオで大型ストロボで撮影するような場合には露出計(フラッシュメーター)がないとアウトである。 先に甘えと書いたけど、露出計はたんにシャッター速度と絞り値を知るという目的じゃなくて、角度によって異なる光の強弱をどう読むかとか、被写体の反射率などを加味しながら考えることができるので、デジタル時代にも必要であることには変わりないわけだ。
写真
Koichi Akagi
2016-08-12T14:47:22+09:00
先日、雑誌連載用の撮影のためにコンタックス167MT+ポジフィルムの組み合わせで撮影に赴いたのだが、うっかり露出計を忘れてしまう。自分の不注意ではあるけど、普段のデジタル環境がこういう甘えを生んでしまう。もっともフィルムカメラによる撮影の場合にもデジカメは同時に携行しているから、参考程度には試し撮りすることができるし、iPhoneのアプリでも露出計があるので実のところ通常撮影においては大きな問題にはならない。
それに167MTはAE機だし、それを使えばいいじゃないと思われるかもしれないが、しばらく放置プレイだったカメラを引っ張り出してきたので動作に不安があること、加えてフィルムカメラ時代にポジフィルムを使う場合にはAEで撮ることはまずなかったので、ポジフィルム撮影には露出計は必携なわけだ。
もちろん自分にも40年くらいの撮影経験値があるわけだから、少なくとも屋外撮影においては経験則による露光を与えても、まず大幅にミスをするということはないが、仕事上の効率は当然悪くなるし、ブラケッティングを逐一行うにはこの時代ではフィルム代が高価すぎる。自分の勘を確かめる上においても露出計は必要なわけだ。もう仕事ではほとんどないけどフィルムカメラで日中シンクロをする、あるいはスタジオで大型ストロボで撮影するような場合には露出計(フラッシュメーター)がないとアウトである。
先に甘えと書いたけど、露出計はたんにシャッター速度と絞り値を知るという目的じゃなくて、角度によって異なる光の強弱をどう読むかとか、被写体の反射率などを加味しながら考えることができるので、デジタル時代にも必要であることには変わりないわけだ。
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「中古3,000円縛り。駄カメラグループ展」
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2015-06-10
東京は祐天寺にある写真ギャラリー・暗室&バー「Paper Pool」で本日からはじまる『中古3,000円縛り 駄カメラグループ展」。私も1点参加しています。 内容はタイトルそのままであります。3,000円以内で購入した中古カメラで撮った写真を集めた写真展です。いまフィルムカメラ、とくにコンパクトの中古はゴミ価格で売られています。が、このゴミカメラたちがすげーよく写ったりします。 私が使ったのはミノルタハイマチックFでして、購入価格は1,000円だったかな。「駄カメラ」は、タレントの石井正則さんの造語。駄菓子のイメージです。石井さんも自ら出展しています。無料です。もちろん一杯やりがてらお気軽に見ていただくことが可能です。21日まで。15時30分から22時30分まで。月曜休です。私も時おり参上して、時間あれば隅のほうで隠れて呑んでいます(笑)
写真展
Koichi Akagi
2015-06-10T10:00:00+09:00
Paper Pool」で本日からはじまる『中古3,000円縛り 駄カメラグループ展」。私も1点参加しています。
内容はタイトルそのままであります。3,000円以内で購入した中古カメラで撮った写真を集めた写真展です。いまフィルムカメラ、とくにコンパクトの中古はゴミ価格で売られています。が、このゴミカメラたちがすげーよく写ったりします。
私が使ったのはミノルタハイマチックFでして、購入価格は1,000円だったかな。
「駄カメラ」は、タレントの石井正則さんの造語。駄菓子のイメージです。石井さんも自ら出展しています。無料です。もちろん一杯やりがてらお気軽に見ていただくことが可能です。21日まで。15時30分から22時30分まで。月曜休です。私も時おり参上して、時間あれば隅のほうで隠れて呑んでいます(笑)
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EOS M3を使い始める
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2015-04-01
カメラを発売日当日に購入するのは久しぶりだ。EOS M3がうちにやってきた。EVFとのキットが安い価格設定だったので仕方なくお越しいただいた(笑)という理由もあるのだけれどね。 初代Mからのユーザーとしては、「最初からこれくらいのスペックで出してよ!」と言いたくなるのだけれど、周りの様子というか、自社のEOS一眼レフの環境をみながらミラーレス機をどう位置づけるのか。ある意味では矛盾して見られかねないから、一眼レフとミラーレスを共存させるためのラインアップを今もまだ慎重に組み立てている最中なのであろう。 画質だの画素数にはあまりこだわらないけど、EOS M3の画質はなかなかバランスのよい感じで、EOS Mもアサインメントに投入してきた私としてはありがたいことこの上ない。マウントアダプターでのEFレンズの動作もまずまずである。ただ、依然としてマニュアル露出時にはシャッター速度と絞り値の設定値がそのまま反映されてしまい、これを解除できないのは困る。たとえば低輝度下において、マニュアル露出で外部ストロボを使うような場合はEVFもライブビューも設定値によっては真っ暗になってしまうことがあり、フレーミングができなくなるからだ。早急に改善を望みたいが、まあ、そういう使い方をするのはごく一部の人なんだろうけどね。 M3といえばライカM3という時代がかなり長く続いてきた。今回のM3はライカほどのインパクトはまったくないけど、ソツのないまとめ方をしてきた使いやすいカメラに仕上げてきたところに好感がもてる。ふたつのM3で撮影に行く日も近い。でも、デジカメの進化スピードを考えるとすぐに「M9」まで到達しちゃうと思うぞ。 キヤノンは「1」の称号が好きである。「M1」はミラーレス機時代が主流となる時代となるまで、あえて温存しているのかもしれない。
デジタルカメラ
Koichi Akagi
2015-04-01T12:00:00+09:00
EOS M3がうちにやってきた。EVFとのキットが安い価格設定だったので仕方なくお越しいただいた(笑)という理由もあるのだけれどね。
初代Mからのユーザーとしては、「最初からこれくらいのスペックで出してよ!」と言いたくなるのだけれど、周りの様子というか、自社のEOS一眼レフの環境をみながらミラーレス機をどう位置づけるのか。ある意味では矛盾して見られかねないから、一眼レフとミラーレスを共存させるためのラインアップを今もまだ慎重に組み立てている最中なのであろう。
画質だの画素数にはあまりこだわらないけど、EOS M3の画質はなかなかバランスのよい感じで、EOS Mもアサインメントに投入してきた私としてはありがたいことこの上ない。マウントアダプターでのEFレンズの動作もまずまずである。ただ、依然としてマニュアル露出時にはシャッター速度と絞り値の設定値がそのまま反映されてしまい、これを解除できないのは困る。たとえば低輝度下において、マニュアル露出で外部ストロボを使うような場合はEVFもライブビューも設定値によっては真っ暗になってしまうことがあり、フレーミングができなくなるからだ。早急に改善を望みたいが、まあ、そういう使い方をするのはごく一部の人なんだろうけどね。
M3といえばライカM3という時代がかなり長く続いてきた。今回のM3はライカほどのインパクトはまったくないけど、ソツのないまとめ方をしてきた使いやすいカメラに仕上げてきたところに好感がもてる。ふたつのM3で撮影に行く日も近い。でも、デジカメの進化スピードを考えるとすぐに「M9」まで到達しちゃうと思うぞ。
キヤノンは「1」の称号が好きである。「M1」はミラーレス機時代が主流となる時代となるまで、あえて温存しているのかもしれない。
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「ズームレンズは捨てなさい!」
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2015-03-14
3月18日に拙著「ズームレンズは捨てなさい!」〜3万円単焦点レンズで世界を変える〜が、玄光社より発売されます。内容はそのままタイトルの通りですが、3万円以下で購入することができる単焦点交換レンズを最新の現行品から古いものまで50本あまりを選択して、廉価なレンズでもすげー立派によく写りますぜ、ということを作例写真をもって検証した本であります。 メーカーも利益率のよいレンズを売りたい。でも、ズームじゃないと販売力が弱い。ズームはもはや単焦点レンズと比較しても意味のないほど高性能。この時代に単焦点レンズを使う意味とは理由とは?これをメーカーにもユーザーにも問いかけているわけです。 金額に上限を設けたので、本来はあくまで現行品を中心にレビューしたかったのですが、これは叶わず、一部クラシックなレンズも掲載しています。クラシックなものも含めると、他にはあれもあるこれもあるとなるでしょうが、そのあたりはクラシックレンズ専門書をご覧になられたほうがいいかもしれません。 タイトルについて、発売前から一部で賛否両論があるようですが、このシャレのわからない人にはまったくおすすめできません。本書はズームを否定する本ではありませんので念のため。 ちなみにズームレンズを捨てる場合は私の前でお願いします。責任を持って拾い、次作の「単焦点レンズは捨てなさい!」に役立たせます(笑)。というのは冗談ですが、どうぞよろしくお願いします。
本
Koichi Akagi
2015-03-14T17:00:00+09:00
メーカーも利益率のよいレンズを売りたい。でも、ズームじゃないと販売力が弱い。ズームはもはや単焦点レンズと比較しても意味のないほど高性能。この時代に単焦点レンズを使う意味とは理由とは?これをメーカーにもユーザーにも問いかけているわけです。
金額に上限を設けたので、本来はあくまで現行品を中心にレビューしたかったのですが、これは叶わず、一部クラシックなレンズも掲載しています。クラシックなものも含めると、他にはあれもあるこれもあるとなるでしょうが、そのあたりはクラシックレンズ専門書をご覧になられたほうがいいかもしれません。
タイトルについて、発売前から一部で賛否両論があるようですが、このシャレのわからない人にはまったくおすすめできません。本書はズームを否定する本ではありませんので念のため。
ちなみにズームレンズを捨てる場合は私の前でお願いします。責任を持って拾い、次作の「単焦点レンズは捨てなさい!」に役立たせます(笑)。
というのは冗談ですが、どうぞよろしくお願いします。
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スーパーワイドヘリアー15mm F4.5 アスフェリカル III
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2015-03-09
すでにご覧になられた方も多いと思うけど、コシナからまもなく登場するフォクトレンダースーパーワイドヘリアー15mmF4.5アスフェリカルIIIのレビューをデジカメwatchで行った。 詳しくは記事へ。なんだけど、広角系レンズの周辺の色カブリはマウントアダプターを使用して遊んでいる人の多くに経験があるのではないかと思う。このところのフルサイズのミラーレス機が続々と登場してきたことで、色カブリがさらに気になる人が増えたはず。III型はこれに完全対応したわけだ。 コシナのMマウント互換VMレンズでの本格的デジタル対応によるモデルチェンジということで個人的には感慨深いし、色かぶりだけではなく周辺域での性能向上も素晴らしいし、周辺光量低下も特性上はあるものの、旧レンズと比較するとさほど大きなものではなくなっている。 個人的には超広角レンズの周辺光量落ちはあまり気にしないほうなので、I型とかII型も描写的には捨て難く、モノクロでの撮影やら、フィルムライカなどで撮影する場合は、新レンズを入手しても今後双方を条件に応じて選んで使うことになると思うが、アサインメントで超広角レンズが必要になった場合は新レンズはたいへん心強い。後処理の手間も省けるからだ。ここではアザーカットをお見せしておく。ライカM[Typ240] スーパーワイドヘリアー15mmF4.5 アスフェリカルIII 絞りf8 AE AWB ISO400 記事にも書いたけど、初期のスーパーワイドヘリアー15mmが発売されたことで、現在のコシナのライカ系互換レンズやベッサシリーズなどの位置を決定づけたと言ってよいだろう。ある意味では15mmレンズはコシナのフラッグシップレンズともいえる存在であり、これがフルモデルチェンジしたということは、コシナ・フォクトレンダーシリーズも新しい段階に突入したのではないかと思う。
写真
Koichi Akagi
2015-03-09T21:00:00+09:00
コシナからまもなく登場するフォクトレンダースーパーワイドヘリアー15mmF4.5アスフェリカルIIIのレビューをデジカメwatchで行った。
詳しくは記事へ。なんだけど、広角系レンズの周辺の色カブリはマウントアダプターを使用して遊んでいる人の多くに経験があるのではないかと思う。このところのフルサイズのミラーレス機が続々と登場してきたことで、色カブリがさらに気になる人が増えたはず。III型はこれに完全対応したわけだ。
コシナのMマウント互換VMレンズでの本格的デジタル対応によるモデルチェンジということで個人的には感慨深いし、色かぶりだけではなく周辺域での性能向上も素晴らしいし、周辺光量低下も特性上はあるものの、旧レンズと比較するとさほど大きなものではなくなっている。
個人的には超広角レンズの周辺光量落ちはあまり気にしないほうなので、I型とかII型も描写的には捨て難く、モノクロでの撮影やら、フィルムライカなどで撮影する場合は、新レンズを入手しても今後双方を条件に応じて選んで使うことになると思うが、アサインメントで超広角レンズが必要になった場合は新レンズはたいへん心強い。後処理の手間も省けるからだ。ここではアザーカットをお見せしておく。
ライカM[Typ240] スーパーワイドヘリアー15mmF4.5 アスフェリカルIII 絞りf8 AE AWB ISO400
記事にも書いたけど、初期のスーパーワイドヘリアー15mmが発売されたことで、現在のコシナのライカ系互換レンズやベッサシリーズなどの位置を決定づけたと言ってよいだろう。ある意味では15mmレンズはコシナのフラッグシップレンズともいえる存在であり、これがフルモデルチェンジしたということは、コシナ・フォクトレンダーシリーズも新しい段階に突入したのではないかと思う。
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イルフォードフィルムの値上げ
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2015-03-07
コダックに続いて、イルフォード(ハーマン・テクノロジー)のモノクロフィルムの値上げも4月1日から行われるということがわかって、仕方なく愛用しているイルフォードHP5プラスをオトナ買いしている。値上げ幅はかなりのもので、量販店でも1本が実質800円台くらいになるのかな。せめてもの抵抗である。直接輸入も考えたんだけど、円安攻勢もあって、かなり大量に買わないとお得感がなく。感材は生モノということがイタイ。 HP5プラスはトライXの代わりとして使うが、露光過度方向に対してのラチチュードがトライXより弱い感じがして、濃いネガでのプリントだと、粒子の揃いがいまひとつ美しくないように思う。本来はちゃんと露光も考えねばならないんだけど。でも、35mm判での高感度フィルムの微粒子追求みたいな研究はもうヤメることにしたので、気にしないことにした。微粒子を追求するならイルフォードだと400デルタを使うか中庸や低感度のフィルムを使うことにしている。 それでもフィルムを大量に買ったら買ったでなんだか気が大きくなってしまい、デジカメみたいにバリバリ撮影して反省したりしている。撮ってる時は値段ことを考えないから。けれど35mm判カメラなんてのは、1枚1枚じっくり撮るものでもないので撮影方法論は変えることができない。 印画紙は先に3月のアタマから値上がりして、これはこちらの在庫もあったので買いには走らなかったが今になって後悔している。でも、印画紙の安いころはテストピースをろくに作らずにデタラメに露光してかなりの枚数の紙をムダにした。エディトリアルの仕事では感材費が請求できたこともあったけどね。 今ではけっこう1枚を慎重に焼いているので、逆にムダは減ったようにも思う。こういう考え方をしないと今どき銀塩モノクロ写真制作なんかやってられないのだが、値上げでフィルムや印画紙のありがたさをかみしめるてみる機会として考えることにした。
銀塩写真
Koichi Akagi
2015-03-08T08:00:00+09:00
イルフォード(ハーマン・テクノロジー)のモノクロフィルムの値上げも4月1日から行われるということがわかって、仕方なく愛用しているイルフォードHP5プラスをオトナ買いしている。値上げ幅はかなりのもので、量販店でも1本が実質800円台くらいになるのかな。せめてもの抵抗である。直接輸入も考えたんだけど、円安攻勢もあって、かなり大量に買わないとお得感がなく。感材は生モノということがイタイ。
HP5プラスはトライXの代わりとして使うが、露光過度方向に対してのラチチュードがトライXより弱い感じがして、濃いネガでのプリントだと、粒子の揃いがいまひとつ美しくないように思う。本来はちゃんと露光も考えねばならないんだけど。でも、35mm判での高感度フィルムの微粒子追求みたいな研究はもうヤメることにしたので、気にしないことにした。微粒子を追求するならイルフォードだと400デルタを使うか中庸や低感度のフィルムを使うことにしている。
それでもフィルムを大量に買ったら買ったでなんだか気が大きくなってしまい、デジカメみたいにバリバリ撮影して反省したりしている。撮ってる時は値段ことを考えないから。けれど35mm判カメラなんてのは、1枚1枚じっくり撮るものでもないので撮影方法論は変えることができない。
印画紙は先に3月のアタマから値上がりして、これはこちらの在庫もあったので買いには走らなかったが今になって後悔している。でも、印画紙の安いころはテストピースをろくに作らずにデタラメに露光してかなりの枚数の紙をムダにした。エディトリアルの仕事では感材費が請求できたこともあったけどね。
今ではけっこう1枚を慎重に焼いているので、逆にムダは減ったようにも思う。こういう考え方をしないと今どき銀塩モノクロ写真制作なんかやってられないのだが、値上げでフィルムや印画紙のありがたさをかみしめるてみる機会として考えることにした。
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オリンパスOM-D E-M5 MarkIIを使い始める
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2015-03-06
デジタルのOM初号機のOM-D E-M5とはなんだかソリが悪かった。オリンパスのマイクロフォーサーズ機はPENシリーズから始まったから、PENに続いて栄光のOMという名をかくも簡単に冠したことはいかにも安直なようにも思えたし、“一眼レフ”のフォルムを採用したことの必然が理解できなかったからということもある、細部の作り込みに関してもそうだ。UIに関しても練られてはいるのだろうが、PENと併用するとなんだかなという感じ。ま、正直なところ全般的な思想性について気に入らない点も多かったわけだ。高性能のEVF内蔵するのなら今ではこのフォルムは常識的なものとなっているわけだし、見た目でも不自然さはない。何よりもホールディングした時にその使いやすさはよく理解できる。後にOM-D E-M1で陥落してしまい、OM-Dの方向に転向してしまった私なので、最新の“OM”であるOM-D E-M5 MarkIIにお越しいただくしかないわけである。いまだにフォーサーズ使いである私としてはホントはE-MIIにも像面位相差のイメージャーは内蔵してほしかったところだが、そうなるとE-M1との差別化は難しくなってしまうのであろう。話題の「世界で一番ブレない」という5軸手ブレ補正だが、これには本当に驚かされる。先日も単独のロケで、簡単な料理写真を自然光で撮影する要件が発生し、片手にカメラ、片手でレフ板を持って撮影しちゃったんだけど、上がりは完璧だった。グリップ感は格段に向上したけど、E-M1での単体には負ける。したがって、ちょいとサイズはデカくはなるけど、パワーバッテリーホルダーは必須のものとなっている。
デジタルカメラ
Koichi Akagi
2015-03-06T19:00:00+09:00
OM-D E-M5とはなんだかソリが悪かった。オリンパスのマイクロフォーサーズ機はPENシリーズから始まったから、PENに続いて栄光のOMという名をかくも簡単に冠したことはいかにも安直なようにも思えたし、“一眼レフ”のフォルムを採用したことの必然が理解できなかったからということもある、細部の作り込みに関してもそうだ。UIに関しても練られてはいるのだろうが、PENと併用するとなんだかなという感じ。ま、正直なところ全般的な思想性について気に入らない点も多かったわけだ。
高性能のEVF内蔵するのなら今ではこのフォルムは常識的なものとなっているわけだし、見た目でも不自然さはない。何よりもホールディングした時にその使いやすさはよく理解できる。
後にOM-D E-M1で陥落してしまい、OM-Dの方向に転向してしまった私なので、最新の“OM”であるOM-D E-M5 MarkIIにお越しいただくしかないわけである。
いまだにフォーサーズ使いである私としてはホントはE-MIIにも像面位相差のイメージャーは内蔵してほしかったところだが、そうなるとE-M1との差別化は難しくなってしまうのであろう。
話題の「世界で一番ブレない」という5軸手ブレ補正だが、これには本当に驚かされる。先日も単独のロケで、簡単な料理写真を自然光で撮影する要件が発生し、片手にカメラ、片手でレフ板を持って撮影しちゃったんだけど、上がりは完璧だった。グリップ感は格段に向上したけど、E-M1での単体には負ける。したがって、ちょいとサイズはデカくはなるけど、パワーバッテリーホルダーは必須のものとなっている。
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フルサイズのペンタックス
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2015-02-05
CP+の直前ということでTwitterのTLは新製品情報だらけである。もうね、おかげさまで、いま新製品の原稿執筆やらでたいへんでブログを書くどころじゃないんですが、2月5日の本日の発表でかなり気になったことをひとつだけ書いておきます。現時点でのカメラ関連新製品でもっとも私の琴線に触れたのはリコーイメージングから発表された35ミリフルサイズのセンサーを搭載した名無しペンタックス一眼レフである。正確には35ミリフルサイズデジタル一眼レフの開発発表だからネーミングはなし。どうやら今年中には発売の運びとなるらしいという。ま、早めの予告みたいなものですね。現行品としては35mmフルサイズに対応するレンズが少ないのに大丈夫なのかねえと思うがペンタックスのブランドは一部では「一眼レフのパイオニア」として知られてきたから否応無くこれはいつかは実行せねばならないことだったはず。ペンタプリズム部分はなんか67IIあたりを想起させるのだけど、レトロな雰囲気にしたのはニコンDfの影響もあるのかなあ。M42時代から含めて考えるとタクマーやペンタックスブランドのレンズ中古市場にはたくさんあるから心配はいらないかしら。お古レンズでこのカメラの実力を引き出せるのかどうかというのはまた話は別なんで、そこでツッコミがないようによろしくお願いします。ただ、少し冷静に考えてみると、画質の良し悪しは別として、ペンタックス645Zのセンサーサイズは約33×44と小さく、35ミリフルサイズをひとまわり大きくした程度である。標準レンズの焦点距離も55mm相当である。つまり、この新型のフルサイズ一眼レフの画質が強力な出来だったとしたら(たぶんフルサイズデジタルカメラでは最後発なんだからかなりこだわるだろう)両者のそれぞれの存在意義というか使い分けはなんか難しくなるんじゃないかと。これは画質の優劣の問題ではなくて、35ミリフルサイズとの使い分けがなんとなく必然を感じずに結局645Dとさよならした私としては、余計なお世話だろうが、開発発表時からいらぬ心配をしているのである。
デジタルカメラ
Koichi Akagi
2015-02-05T17:00:00+09:00
もうね、おかげさまで、いま新製品の原稿執筆やらでたいへんでブログを書くどころじゃないんですが、2月5日の本日の発表でかなり気になったことをひとつだけ書いておきます。
現時点でのカメラ関連新製品でもっとも私の琴線に触れたのはリコーイメージングから発表された35ミリフルサイズのセンサーを搭載した名無しペンタックス一眼レフである。
正確には35ミリフルサイズデジタル一眼レフの開発発表だからネーミングはなし。どうやら今年中には発売の運びとなるらしいという。ま、早めの予告みたいなものですね。
現行品としては35mmフルサイズに対応するレンズが少ないのに大丈夫なのかねえと思うがペンタックスのブランドは一部では「一眼レフのパイオニア」として知られてきたから否応無くこれはいつかは実行せねばならないことだったはず。ペンタプリズム部分はなんか67IIあたりを想起させるのだけど、レトロな雰囲気にしたのはニコンDfの影響もあるのかなあ。
M42時代から含めて考えるとタクマーやペンタックスブランドのレンズ中古市場にはたくさんある
から心配はいらないかしら。お古レンズでこのカメラの実力を引き出せるのかどうかというのはまた話は別なんで、そこでツッコミがないようによろしくお願いします。
ただ、少し冷静に考えてみると、画質の良し悪しは別として、ペンタックス645Zのセンサーサイズ
は約33×44と小さく、35ミリフルサイズをひとまわり大きくした程度である。標準レンズの焦点距離
も55mm相当である。
つまり、この新型のフルサイズ一眼レフの画質が強力な出来だったとしたら(たぶんフルサイズデジタルカメラでは最後発なんだからかなりこだわるだろう)両者のそれぞれの存在意義というか使い分けはなんか難しくなるんじゃないかと。これは画質の優劣の問題ではなくて、35ミリフルサイズとの使い分けがなんとなく必然を感じずに結局645Dとさよならした私としては、余計なお世話だろうが、開発発表時からいらぬ心配をしているのである。
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ギャラリーと暗室バーPaper Pool
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2015-01-08-1
東横線の祐天寺駅近くにギャラリー&暗室&バー「Paper Pool」という粋なお店が昨年開店した。ギャラリーを併設しているバーは東京では珍しくはないけど、暗室まで併設したバーというのは世界でも他に例がないように思うのだけど。店主の写真好きから企画されたわけだが、銀塩モノクロ写真製作をする人にとっては感動的な店である。高いカメラを購入しても写真が上達することはないのだけど、モノクロ銀塩写真の場合は、暗室の使いやすさ如何で作業に対する意識が変わってくる。あ、お座敷暗室が悪いと言っているのではないですよ。ただ、個人的には暗室作業がやりやすいかどうかで写真製作に対するモチベーションが変わってくるような気がしているわけ。日本の住宅事情、さらにはデジタル化が進んだいまでは、個人が暗室用のスペースを確保するのはタイヘンだけど、ここの暗室で写真を焼いて、作業の後にプリントを見つつ一杯グラスを傾けるという芸当もできてしまうのだから、オトナの写真趣味人にとっては至福の店なのだなあ。うちの仕事場は東京の西方向にあるので、もう少しここが近ければなーと思うんだけど、そうなると入り浸りになり、うちの仕事場にある狭い暗室存続の是非が問われかねなくなる(笑)。店主の狐塚英雄さんのブログはココ。写真に限らず、文学や音楽についても博学であり楽しい話ができます。ちなみに店主は料理上手ですからアテも素晴らしい。貸し暗室の設備は決して侮れないですよ。ドライマウントプレスまで用意されているんですから、バライタのプリントもできちゃいます。敷居の高い店ではないから、お酒と写真好きの方、お酒飲まなくても、写真好きな方に私からオススメしておきます。写真展を見るだけならタダですよー。
暗室
Koichi Akagi
2015-01-08T19:00:00+09:00
Paper Pool」という粋なお店が昨年開店した。
ギャラリーを併設しているバーは東京では珍しくはないけど、暗室まで併設したバーというのは世界でも他に例がないように思うのだけど。店主の写真好きから企画されたわけだが、銀塩モノクロ写真製作をする人にとっては感動的な店である。
高いカメラを購入しても写真が上達することはないのだけど、モノクロ銀塩写真の場合は、暗室の使いやすさ如何で作業に対する意識が変わってくる。あ、お座敷暗室が悪いと言っているのではないですよ。ただ、個人的には暗室作業がやりやすいかどうかで写真製作に対するモチベーションが変わってくるような気がしているわけ。
日本の住宅事情、さらにはデジタル化が進んだいまでは、個人が暗室用のスペースを確保するのはタイヘンだけど、ここの暗室で写真を焼いて、作業の後にプリントを見つつ一杯グラスを傾けるという芸当もできてしまうのだから、オトナの写真趣味人にとっては至福の店なのだなあ。
うちの仕事場は東京の西方向にあるので、もう少しここが近ければなーと思うんだけど、そうなると入り浸りになり、うちの仕事場にある狭い暗室存続の是非が問われかねなくなる(笑)。
店主の狐塚英雄さんのブログはココ。写真に限らず、文学や音楽についても博学であり楽しい話ができます。ちなみに店主は料理上手ですからアテも素晴らしい。
貸し暗室の設備は決して侮れないですよ。ドライマウントプレスまで用意されているんですから、バライタのプリントもできちゃいます。敷居の高い店ではないから、お酒と写真好きの方、お酒飲まなくても、写真好きな方に私からオススメしておきます。写真展を見るだけならタダですよー。
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あけましておめでとうございます。
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2015-01-07
寝ぼけた挨拶をするなと言われそうですが。もう七草になっているじゃないかと。昨年末に広島方面にロケ行ったり、書きもの仕事を越年したりしてバタバタしとりました。今年もどうぞよろしくお願いします。ほんとは今年の抱負なんてのを書いたほうがいいんでしょうが、もともとできるかぎり「何もしたくない」人なんで書きません。ちゃんと生きていくことが目標です。新年早々に修理上がりのニコンフォトミックFTNが到着。AFニッコール80mmF2.8S(F3AF用)なんぞを装着して遊んでいるわけですが、このレンズ、試作品みたいな姿のくせにちゃんとカニのハサミもついています。この組み合わせでTTL開放測光できます。それに実によく写ります。偉大なる互換性のあるニッコールの名玉とでもいいましょうか。そのココロザシには感動します。とはいえ、接点の関係からニコンDSLRには使えませんのであしからず。あ、こんなことして遊んでないでカメラ雑誌2月号の原稿の残りを書かないといけません。
銀塩カメラ
Koichi Akagi
2015-01-07T14:00:00+09:00
昨年末に広島方面にロケ行ったり、書きもの仕事を越年したりしてバタバタしとりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
ほんとは今年の抱負なんてのを書いたほうがいいんでしょうが、もともとできるかぎり
「何もしたくない」人なんで書きません。ちゃんと生きていくことが目標です。
新年早々に修理上がりのニコンフォトミックFTNが到着。AFニッコール80mmF2.8S(F3AF用)
なんぞを装着して遊んでいるわけですが、このレンズ、試作品みたいな姿のくせにちゃんとカニのハサミもついています。この組み合わせでTTL開放測光できます。それに実によく写ります。
偉大なる互換性のあるニッコールの名玉とでもいいましょうか。そのココロザシには感動します。
とはいえ、接点の関係からニコンDSLRには使えませんのであしからず。
あ、こんなことして遊んでないでカメラ雑誌2月号の原稿の残りを書かないといけません。
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M.ズイコーデジタルED40-150mmF2.8 PRO
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2014-12-09
新戦力でM.ズイコーデジタルED40-150mmF2.8 PROが加わったのだけど、想像以上の仕上がりである。鏡胴の仕上げもいいし、描写性能も申し分ない。どちらかというと広角系好きの私なんだけど、これなら街に持ち出してやろうかという気にさせる大きさと重さとそのスペックである。専用のテレコンバーターMC-14との組み合わせでもまったく問題ない描写をする。と、いうか装着時、非装着時の描写の判別がわからないくらい性能面で信頼がおけるものだ。小型軽量高性能ということで、焦点距離が重複するレンズはもういらないかなあと思ったんだけど。どうにも手放しづらい。ズイコーデジタルED50-200mmF2.8-3.5は(写真右)どうするんだとか、M.ズイコーデジタル ED 40-150mm F4.0-5.6(写真左)も小さくてかなりいいぜとか、それぞれに使い分けできるんじゃないかと思ったり。まあ、そうして収納スペースが減っていって悩んだりするんだけどね。オリンパスOM-D E-M1 M.ズイコーデジタルED40-150mmF2.8+MC-14 f4 AE AWB ISO400軽いテストのつもりで三脚も持たないで手持ちでテレコンもかまして、カンタンにちゃっちゃっと撮影して、これだけ写れば文句はなし。5軸手ブレ補正も効きがいいし、最短撮影距離が0.7mというのもすごい便利。超望遠マクロ撮影できますぜ。万能望遠ズームレンズですね。ズイコーはデジタル化してから、廉価なものから高価なものまで、ハズれのレンズがほんとにないんだけど、このレンズはさらに上を行く一皮剥けた感あります。“サンニッパ”という言い方はおこちゃまみたいでキライなんだけど、画角的にみて、テレ端では35mm判相当で300mmF2.8となる。このレンズ使うとますますフルサイズ一眼レフとか持ち出さなくなるよなあ。
レンズ
Koichi Akagi
2014-12-09T17:00:00+09:00
M.ズイコーデジタルED40-150mmF2.8 PROが加わったのだけど、想像以上の仕上がりである。鏡胴の仕上げもいいし、描写性能も申し分ない。どちらかというと広角系好きの私なんだけど、これなら街に持ち出してやろうかという気にさせる大きさと重さとそのスペックである。
専用のテレコンバーターMC-14との組み合わせでもまったく問題ない描写をする。と、いうか装着時、非装着時の描写の判別がわからないくらい性能面で信頼がおけるものだ。
小型軽量高性能ということで、焦点距離が重複するレンズはもういらないかなあと思ったんだけど。
どうにも手放しづらい。ズイコーデジタルED50-200mmF2.8-3.5は(写真右)どうするんだとか、M.ズイコーデジタル ED 40-150mm F4.0-5.6(写真左)も小さくてかなりいいぜとか、それぞれに使い分けできるんじゃないかと思ったり。まあ、そうして収納スペースが減っていって悩んだりするんだけどね。
オリンパスOM-D E-M1 M.ズイコーデジタルED40-150mmF2.8+MC-14 f4 AE AWB ISO400
軽いテストのつもりで三脚も持たないで手持ちでテレコンもかまして、カンタンにちゃっちゃっと撮影して、これだけ写れば文句はなし。5軸手ブレ補正も効きがいいし、最短撮影距離が0.7mというのもすごい便利。超望遠マクロ撮影できますぜ。万能望遠ズームレンズですね。ズイコーはデジタル化してから、廉価なものから高価なものまで、ハズれのレンズがほんとにないんだけど、このレンズはさらに上を行く一皮剥けた感あります。
“サンニッパ”という言い方はおこちゃまみたいでキライなんだけど、画角的にみて、テレ端では35mm判相当で300mmF2.8となる。このレンズ使うとますますフルサイズ一眼レフとか持ち出さなくなるよなあ。
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ブサイクなカメラ2
https://redastle1.blog.ss-blog.jp/2014-12-08
超高性能でもブサイクなカメラだと使う気がしないと、これまでずっと言い続けてきた。カメラ雑誌で行われているバイヤーズガイドだとかベストカメラでもデザインが優先してしまう。 ただ、どうもトシを食ってきたせいか人間は外観だけで判断しちゃいかんという昔から言われてきた話を思い出してこれをカメラに当てはめて反省したりする。 いや、ちょっとこれはウソか。少なくともプライベートで使用するカメラはもう何が欲しいのか自分でもよくわからなくなっているので、ブサイクなカメラに興味が湧いてきたりする。自分でも矛盾していることはわかっています。はい。 前にブサイクなカメラを取り上げたのはニコンFフォトミックだったと思うけど、最近入手したブサイクカメラはリコーTLS401。アイレベルとウェストレベルが切り替えられること(だけ)が特徴の一眼レフ。ペンタミラー方式のうようでマウントはM42で絞り込み測光。シルバークロームやものすごく汚いブラックは持っていたんだけど、そこそこ外観がよさげなブラックを探してまして、ふとそういう思いが通じて目の前に現れたりするから始末が悪い。だって、このツラ構えでハゲハゲの汚いカメラを持っているとかなりアブナイ人に見えますぜ。と、いうわけで見過ごすことができずに保護することになる。まあ、それに伴う対価は赤提灯2回分程度であるから許容範囲かな。 それにしてもデカくて重たくてブサイク。ファインダーは青くて暗い。ウエストレベルファインダーの倍率は小さくて見やすいとはいえない。この個体はメーターはアウトみたいだけど、可動品ならスポット測光への切り替えも可能。 でも、やりたかったことをやりました、という当時のエンジニアの気概は感じるわけ。これであえてウエストレベルだけを使用した写真のみを撮るというシバリをつけたりしたらどうかとずっと思っているんだけど、いつも途中で挫折してしまうという。今度こそはを考えてはいるんだけど。
銀塩カメラ
Koichi Akagi
2014-12-08T19:00:00+09:00
ただ、どうもトシを食ってきたせいか人間は外観だけで判断しちゃいかんという昔から言われてきた話を思い出してこれをカメラに当てはめて反省したりする。
いや、ちょっとこれはウソか。少なくともプライベートで使用するカメラはもう何が欲しいのか自分でもよくわからなくなっているので、ブサイクなカメラに興味が湧いてきたりする。自分でも矛盾していることはわかっています。はい。
前にブサイクなカメラを取り上げたのはニコンFフォトミックだったと思うけど、最近入手したブサイクカメラはリコーTLS401。アイレベルとウェストレベルが切り替えられること(だけ)が特徴の一眼レフ。ペンタミラー方式のうようでマウントはM42で絞り込み測光。シルバークロームやものすごく汚いブラックは持っていたんだけど、そこそこ外観がよさげなブラックを探してまして、ふとそういう思いが通じて目の前に現れたりするから始末が悪い。だって、このツラ構えでハゲハゲの汚いカメラを持っているとかなりアブナイ人に見えますぜ。と、いうわけで見過ごすことができずに保護することになる。まあ、それに伴う対価は赤提灯2回分程度であるから許容範囲かな。
それにしてもデカくて重たくてブサイク。ファインダーは青くて暗い。ウエストレベルファインダーの倍率は小さくて見やすいとはいえない。この個体はメーターはアウトみたいだけど、可動品ならスポット測光への切り替えも可能。
でも、やりたかったことをやりました、という当時のエンジニアの気概は感じるわけ。これであえてウエストレベルだけを使用した写真のみを撮るというシバリをつけたりしたらどうかとずっと思っているんだけど、いつも途中で挫折してしまうという。今度こそはを考えてはいるんだけど。
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