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富士フイルムX-T1(その2) [デジタルカメラ]

富士フイルムX-T1、発売開始されたようで、SNSをみていると、けっこうはしゃいで使っている人が多い。
出来上がりの写真に直結するような、X-T1には機能的飛び道具は採用されてはいないのだけど、支持者が多いということは、本当に求められているからなんでしょうね。アサヒカメラ3月号でもレビューしているので、そちらもご参考にどうぞ。
今回、カメラ以上に関心したのはスーパーEBCフジノンXF56ミリF1.2Rの性能。35ミリ判換算で84ミリ相当の大口径中望遠レンズ。開放から合焦点はかなりぴしっときて、意外に周辺域でも性能低下が小さい。
光学性能もさることながら、X-T1で使うとバリバリピントが合う(あまり良い表現じゃないけど、そういう感じなんですわ)。とにかく、短い時間でポートレートを計500ショットほど撮影したけど、ほとんど開放絞りで撮影しているのに合焦率はこちらの不手際を除けば、90パーセントを越えているのではないかと。これは脅威だ。
 デジタルカメラが超高画素化してからは、どうにも一眼レフの位相差AFの不審から、この種の大口径レンズを使う場合はライブビューや拡大MFにしてピントを合わせているが、これだと一眼レフを使う意義がなくなってしまう。X-T1ではやはり像面での測距が効いていて、高い精度が望める。それに56ミリとう適度な焦点距離のため、適度に被写界深度があり、35ミリフルサイズの85ミリF1.2みたいに、まつ毛にピントが合うと眼球は完全にボケちゃうみたいな不自然な写真になるリスクが小さいのもマル。
coto001.jpg
窓からの大逆光の条件で、絞り開放というヤバすぎる設定。しかも、いいかげんなんであまりハレ切りにも気を遣っていないのだが、性能面では驚き。これは量産試作レンズだから、製品版はもっといいかも。カメラはAE、AFまかせでパチパチ撮って、確実にピントが合って、このくらいの描写が得られるなら、もう失業してしまいそうですぜ(笑)。JPEGの撮りっぱなしなんだが、色合いもいい。
富士フイルムX-T1 EBCフジノンXF56ミリF1.2R 絞り開放 AE AWB ISO200 JPEG
モデル:「coto」(PINTOMODELS
モデルのcotoさんは撮影会にも出ています。興味のある方は撮影会PINTOにどぞ。
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富士フイルムX-T1 [デジタルカメラ]

 富士フイルムX-T1発表と同時にその魅力について、発表会において東京ー大阪ー名古屋と続けてお話させていただいたりしたのですが、至らぬ点も多々あり、色々と反省しているところであります。お時間作っていらした方すみません。さんざんX=ペケなどと、言ってきた手前もあり、デジタルカメラの進化スピードって凄いものだなあと今さら見直してみたり。真面目な富士フイルム開発陣は、ペケなことはほとんど改善を行ってきたわけで、この真面目さにはアタマ下がります。でもファインダーに賭ける情熱って、完成度を高めてきたことはカメラ好きの琴線に触れますね、ホント。
 それにしても昨年はリコーGRも戦力に加わり、ものすごく気に入ったオリンパスOM-D E-M1もオトナ買いしてしまうという、自分の中ではカメラシステム変革期がやってきているわけですね。
 どれがいいか悪いかではなくて、昔からそうであったように、フォーマットの違いは十分に「カメラを買う理由」になると考えているので、これはこれでカメラが増えて楽しいわけ(笑)ですね。決して日和見じゃないんですよ。
 カメラ業界両巨頭のカメラシステムももちろん試用頻度は高いけど、自分の撮り方としてマッチングしているのは、意外とミラーレス機だったりするわけであり。考えてみればライカだって登場時からミラーレス機だったのだから、ある程度整合性はあるんじゃないかと。ぜんぜん説得力ないか(笑)。
xt05.jpg
X-T1とフジカAZ-1。別になんの関係もないけど、どこか繋がっているようにも思えてしまう。ま、カタチから入るってけっこう重要ですからね。でもFUJICA名がしっくり見えてしまうところなんかは、自分もトシ喰ったなあと思うわけです。
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