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CLASSIC CAMERA VOL.7 発刊 [カメラ雑誌]

 以前もバックナンバーをご紹介しているけど、鹿児島のフィルムカメラ好きの皆さんが手弁当で制作している「CLASSIC CAMERA」の7号目が発刊された。今回もまた末席を汚させていただいている。
基本は紙のフリーペーパーなのであるが、ウェブ上の二次元読書のここで無料で見ることができる。
 それにしても寄稿している方々のフィルムカメラへの愛情と銀塩写真制作に賭ける情熱にはアタマの下がる思いだが、ページをめくっていると、いま本当に銀塩写真が危機的な状況だとは思えなくなってくる。もっともフィルムだろうがデジタルだろうが、写真を撮るという行為や写真を制作する意思のほうが重要なわけであり、寄稿している方々に明確な製作の意図があるからこそ、高いクオリティに仕上がっているのではないかと思う。
classic.jpg
 ところがだ、この発刊と合わせるようなタイミングでコダックの値上げが発表された。トライXの36EXが1本1,000円近くなるなど、フィルムカメラを使い続ける私たちにとっては辛いけれど、ま、この程度のことではめげない。かといって、値上げするからといって買いだめするのも面白くないし、私などは優柔不断だから、フィルムの特性云々をあれこれ論じるよりも普通にきちんと写ればよいなどと考えてしまうし、未経験のフィルムならば、自分好みの処理データをあらためて作るという楽しみもある。
今後ISO400級フィルムはイルフォードブランドのHP5プラスやデルタ400を主力に使おうと考えている。
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カメラ雑誌4月号 [カメラ雑誌]

 冬は寒かったのに桜が咲いてしまうという。なんか困りましたねえ。って、別に困らないか。
明日は休日なのでカメラ雑誌は今日発売でしたが、日本カメラ4月号の「われら写真仲間」のページで上野修さんに取材していただいて、またバカ面をさらしてしまいました。これでカメラ店にまた行きづらくなりました。が、まあ、たしかにいつもはツッコミ役やっているからツッコマれるほうを体験してみないとその気持ちはわからないのでよい体験となりました。
アサヒカメラ4月号では、ニコンクールピックスAの印象記(短時間触っただけなので判断できませぬ)とか、いつもの「銀塩光遊学」連載とか。デジタルカメラマガジン4月号では、富士のペケシリーズのXF14ミリF2.8Rのレビューですね。カメラマン4月号ではこれも富士フイルムX20のレビューと連載などを。アサヒカメラ日本カメラはグラビアがいいですね。
 アサヒカメラの対談 宮崎学さん×宮嶋康彦さん「これからの自然写真は」門外漢ですけど、けっこう興味深いですねえ。という感じですので今月もどうぞよろしくお願いします。
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カメラ雑誌12月号 [カメラ雑誌]

 本日はカメラ雑誌発売日なのだが、12月号ともなればメカニズム記事は各誌ともにおなじみの買い物ガイド的な読み物が多い。私は今年のカメラを総括する「アサヒカメラ」(朝日新聞出版)と「カメラマン」(モーターマガジン社)の2誌の座談会企画に出席した。「日本カメラ」(日本カメラ社)ではベストカメラの投票をした。
 各誌の発言を見直してみると、自分でも勝手なことしか云っていないし、多くの読者のみなさんが強く関心を持たれるであろう機種は実際に購入していない。ちょっとこれはマズいかとも思った。
 でも、これも理由はというか言い訳があって、すでにデジカメもこれだけ成長してくると、スペック的にも画素数的にも画質的にも自分の中ではほとんど飽和状態だからだ。私がカメラ選びで気にしているのは第一印象のデザインの美しさとか、設計の思想、使い勝手とか、大きさや重量だったりする。
 フィルムカメラ時代のようなフラッグシップ機こそ絶対に最高のカメラであるという強い気持ちはどうしても持てないことも不思議である。もちろん、加齢により重たいカメラを持ち歩くのがしんどくなったとか、社会情勢の変化によって、景気が悪くなり小商い撮影ばかりなのに、高価なカメラは必要ないという理由もある。また単独でのロケも多くなり、交換レンズや照明機材を入れて荷物が重くなるのはイヤいうこともある。
 プロにとって理想のカメラは、耐久性かもしれない。だからエントリー機やミドルクラス機よりフラッグシップ機の導入をまず考えるだけど、デジカメでは撮影画像を即刻確認できるから、カメラの不調もすぐにわかる。だから高価なフラッグシップ機を使うこともなくなったわけだ。今はもう週刊誌の仕事もしていないからハードな報道分野とかスポーツを撮影するなどという仕事も少ない。若いカメラ雑誌の読者(が、もしいたとしたら)にはきっと不評だろうし、物足りないものになっているという心配もなきにしもあらず。まあ、ジジイ年代にさしかかったことを自覚している。とはいえプロはどのようなカメラでも文句はいいつつも、それなりに使いこなしてしまうものであるし、そこにカメラとの戯れという私的な情緒性はないから実用性が重視される。
 アマチュアの方々はよほどのお金持ちでもないかぎり、同時期に複数のカメラをいっぺんに購入するということはないだろうから、カメラ選びには慎重かつ真剣になるのは当然だと思うが、アマチュアの方々と同じ価値観でカメラを選択するのはけっこう難しいのである。まあ、でも日常のアイテムとして趣味性の強いものを押したつもりである。
 カメラは一部の舶来の中判カメラとか超高画素のデジタルバックなどを除けば、映画がTV用の機材と異なりプロ専用のカメラというものはない。だからアマチュアのみなさんと同じ機材で仕事をするのだけど、何を主に撮影するかでカメラの選択は変わるはず。これはけっこう重要なんじゃないかと思う。ひとつだけいえるのはカメラに万能性ばかりを求めてしまうと、ツマラナイものになるのではないかということだ。風景に向くとか人物撮影に向くとか動体撮影に向くって、自分で勝手に決めてしまえばカメラを増やすことができるよい言い訳になるじゃないですか(笑)。
 私は特定のカメラメーカーの仕事を続けて受けているということもないから、評価に関しては遠慮もない。でも現時点での本音であることは確か。ただし、時間を経るとすぐにその価値観が変わったりする優柔不断さがあることをご勘弁いただきたい。
 そんなわけで本日は行方不明になりたい心境なのである(笑)。
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アサヒカメラ10月号 [カメラ雑誌]

 2011年は震災やら、タイの洪水やら、金融不安やらで新型カメラの発売がとくに少なかったようだけど、明日発売のカメラ雑誌をめくると、フォトキナ発表に合わせて、少々気持ち悪くなるくらい新型カメラが羅列されていて驚きである。なんかバクハツしている感じである。ライカMはさすがに間に合ってないけどね。
 少し予告しておくと、「銀塩カメラ辞典」の発売に合わせたわけじゃないけど、アサヒカメラでは、新型カメラの記事の合間に埋もれてしまいそうだけど、最新ニッコールAF-S Gレンズを、フィルムニコンで試す、みたいな神をも恐れぬ企画に携わっている。手持ちのニコンフィルムカメラが最新レンズにどこまで対応しているのかというインターフェースを見てみるというところが本題だが、作例もあり。ところが実はまだ現時点で見本誌が届いていない。
 色校正をとっているヒマもなかったので、ポジからの印刷の仕上がりにとても不安がある。最近はデジタルデータ印刷よりもポジ印刷のほうが、なんかいまひとつだなあ、みたいなことがあったりする。5年前の逆である。製版する人がポジに慣れてないとか?
 厳密じゃないけど、D800 VS ネオパン100アクロスとかD800 VS プロビア100Fなんてこともやってます。あらかじめ言っておきますが、これはシャープネスを比較するためじゃないですからね。そのあたりを含んでいただいてご覧いただければ幸いである。

nf401.JPG
 写真はニコンF-401XにつけたAF-Sニッコール50ミリF1.4G。AFはもちろん動かないんだけど、露出モードは全部使えるというひとつの見本である。ま、使いやすいかどうかは別だけど撮れますぜ。逆にいまのニコンエントリー機と同様に、CPU非内蔵のMFニッコールでは、メーターの連動対応がない。ほんとはニコンはカメラのほうも全部レンズ内モーター対応ボディーだけにしたいんだろうけど、D600にもD7000にも、ボディにAF駆動用モーター仕込んで、Ai連動ピン付加するってエライ。これをありがたがるのはごく少数だ。多くの場合、これらのモーターもピンも使われないまま一生を終わるはず。Fマウントはこれからも頑張って続くんですなあ。
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