SSブログ

ルミックスGM [写真]

オリンパスOM-D E-M1をメイン機材にしてからというもの、マイクロフォーサーズ関連システムが大増殖中である。本日からはルミックスGMにも戦力に加わっていただくことになった。
 それにしてもGMは小さい、そこらへんのコンパクトカメラを凌駕するサイズである。マイクロフォーサーズセンサーの特性をボディサイズでも生かしきった感がある。かわいらしいけど凝縮感があり、高画素がどうたらということがウリのカメラよりもカメラ偏差値が高い。これだけ小さいのに兄貴分のルミックスGX7とまったく同じ画質というから驚きである。シャッター関連の機構やら、機能的な制約はあるけど、べつにこれでスポーツ競技の撮影をしようというつもりはないから問題なし。
gm.jpg
 「カメラはファインダーである」と常日頃言っているので、GMを使うのはイレギュラーぽいわけだけど、これだけ小さいと突っ込みどころがない。ただ、アクセサリーシューだけは欲しかったかなあ。外付けストロボを使用しようというのではない。シューがあれば外付けのファインダーを載せられるし、大型ストロボを繋げて仕事できちゃうからだ(笑)
 実はGM登場前までは、マイクロフォーサーズサイズのセンサーを搭載した高級コンパクトデジカメがパナかオリンパスから出るのかなあと予測していたんだけど、よい意味でこれは期待薄ですね。というか、同じマイクロフォーサーズ規格を採用しているオリンパスが、GMに刺激を受けて、さらに高性能のコンパクトなペンなんかを作ったら凄いだろうなあと期待するわけです。
nice!(11)  コメント(71)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

ニコンDfは孤高の存在 [ニコンDf]

 ニコンDfが発表され、発売日も秒読み段階である。それにしても、これほどスペック以外に話題になっているカメラはないわけで、そういう意味では孤高の存在といってよいかも。詳しくはアサヒカメラ12月号を読んでください。
 Dfはみてのとおり液晶パネルを見ながらコマンドダイヤルで機能を選んで設定する方式から、まるでアナログのMF一眼レフみたいなダイヤル操作を行う方式を取り入れている。各部のデザインは過去のニコン一眼レフへのオマージュ的な要素も盛り込まれている。ニコン内でも賛否両論があったというけど、見てくれだけではなくて、実際に使用してみるとこれらの操作性は理にかなっているところも多くて、とくに時折ニコンFやF2などを取り出しては撮影している身にとってはまったくと言ってよいほど違和感がない。それにコマンドダイヤルは廃止されたわけではなくてちゃんと存在しているから現行ニコン一眼レフと同じ使い方もできる。つまり二方向からの操作設定を可能とした、かなりの欲張りなカメラなのである。
 画素数が足りない云々とか、連写がどうのと騒がれているけれど、そういう高スペックモデルが必要な人にはD800でもD4でもお買い求めになればいいだけのこと。
 ひとつだけいえば、D4のセンサーの画質ってものすごく良くて、完成度高いなあといつも思うんだけど、だったらDfのファインダー性能とAF性能も同等にして欲しかったなあと。意外と評価する人がいないけど、少し大げさに言うと光学ファインダーで満足な性能を有している35ミリフルサイズ一眼レフって、現行ではニコンD4とキヤノンEOS1DXくらいしかないんじゃないかなあ。とくにDfは新旧ニッコールレンズの使い方が可能だから、このあたりはペンタプリズムが大きくなって重量が増してもいいからもっと奢ってもよかったのにと思う。

h75mm.jpg
ある意味ではカタチから入るカメラだからDfのテスト機が手もとにやってきた時、どのレンズがいちばん似合うかなどとバカなことを原稿書くより早く深夜にやって遊んでみた。というか、そういうお遊びができるのはDfならではの特徴だなあと。写真のレンズコシナの旧製品のフォクトレンダーヘリア75ミリF2.5を装着したもの。なかなかカッコいいですね。

h2.jpg
これも、コシナ・フォクトレンダー アポランター180ミリF4。これも旧製品で以前のライカRのエルマー180ミリF4を思い出すけど、このレンズはその名のとおりアポクロマートタイプで最短撮影距離も短く、恐ろしくよく写ります。これもDfとのバランスがいい。
nice!(14)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:アート

コンデジの命運やいかに [デジタルカメラ]

 コンパクトデジタルカメラの販売が落ち込みが続き危機的な状況らしい。
主な理由はスマートフォン内蔵カメラの影響によるものだというのが定説。スマホ内蔵のカメラは驚くほどの高性能だから、SNSへの投稿程度の画像ですらオーバースペックであり高画質だ。各社ともにコンデジはおろかミラーレス機や一眼レフにもWiFi機能を内蔵して、スマホやタブレットとの親和性を高めているモデルも多い。エフェクトに工夫を凝らしたり、必要なのかどうかは知らないけどさらに高画質化への追求ということで頑張っているけど、私ですらSNS程度の投稿画像ならコンデジ使うのは面倒だと思うこともある。こういう商売だからなるべくやらないようにはしているんだけど。
 裏を返せばスマホでの撮影人口は増えているという考え方でいいわけで、写真そのものが衰退しているわけではない。各メーカーはどうなんだろう、ズームの高倍率化とかセンサーサイズの大きなコンデジで、スマホとの差別化を計りたいようだが、これがうまく行くのかどうかはよくわからない。
 コンデジ復権への具体的な解決策は思い浮かばないけれど、自分ではコンデジ画像は仕事にも使えるほど高画質だと思っている。さらに搭載されている搭載レンズの短い実焦点距離の特性をどう作画に生かすか考えたほうが得策だと思う。今後はコンデジであろうが、きちんと“カメラ”を携行しているんですよという宣言になるはずで、私の写真に対する本気度を示すことができるかもしれない。と、なるとやはりカッコよくて緻密な感じがするものが欲しい。
 リコーGRは、虚飾のないストレートさもいい。APS-Cセンサーだからアサインメントに使っても違和感がない。逆の意味で富士フイルムのX20もいまお気に入りである。連れて歩くと、知人からは必ず見せろと言われる(笑)。しかもセンサーの大きさを感じさせない高画質が望める。それぞれけっこう楽しいカメラたちだと思うが、こうした出来のよいコンデジ使うと、たとえお気軽なお散歩時の写真でも、モチベーションが上がるように思うのだけど、それでもダメかなあ。
x2011.jpg
nice!(9)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。